2月4日。
立春です。
暦の上では、この日から春が始まります。
春といえども、まだまだ寒い。
でも、吹いてくる風には、ほんの少しだけ春の柔らかさが。
・・・というイメージで、ポストカードを書いてみました。
言われてみれば、そんな感じ!
と、思っていただけたら嬉しいです。
さて、東洋医学や漢方の話をしていると、よく聞かれる質問。
「気って、何ですか?」
・・・その気持ちよくわかります。
私も学び始めた当初はあまりにもぼんやりしすぎていて、
さっぱりわかりませんでした。
「気」は人間の生命活動の源=生命エネルギー、です。
歩く・走るなどの身体的運動、消化・吸収・排泄などの生理的活動、
思考や感情の変化など、人間が行うことすべてにこの「気」が使われています。
と、説明してもやっぱりわかりづらいですよね。
では・・・
みなさんもよく「元気がある」「元気がない」という言葉、使いますよね?
この「元気」というのがまさに「気」です。
「元気がある」というのは、カラダやココロにエネルギーが満ち溢れている、
気持ちも前向きの状態に使いますね?
逆に「元気がない」という時は、カラダもココロも疲れていて、
沈んだ気持ちになります。
元気は目には見えませんが、
みなさんも実感として「気」を感じているということです。
なんとなーくわかってきたところで、
もう少し身近な話で「気」を感じてみましょう。
女性は特に多いと思いますが、
友達と夢中でおしゃべりした後、家に帰ったらなんだかぐったり・・・
なんてことありませんか?
声は「気」の余ったものから作られると東洋医学では考えます。
おしゃべりしていたらあっという間に、何時間も経っていた…
なんてことがよくありますが、
その間ずっと「気」を消費し続けていることになります。
なので欲しくなるんです、甘いもの♡
甘いものは別腹、なんてよく言いますが、
ケーキなどのお菓子類は小麦などの穀類から作られているものが多く、
穀類は「気」を補う食品です。
おしゃべりで消費した「気」を補おうと、カラダが欲しているわけです。
旬のイチゴも補気食品なので、
イチゴのショートケーキは、美味しい上に「気」も補える、一石二鳥の最強スイーツ!
おしゃべり以外にも会議やプレゼン、カラオケなんかもあてはまります。
たくさん喋った後はしっかり「気」を補いましょう!
※「気」を補うには
食品では、穀類・いも類・豆類・きのこ類・肉類など。
他にも、深呼吸をすること、適度な運動をすること、質のよい睡眠をとること、などがあります。
いろいろとつながってきましたね。
東洋医学はこうやって考えていくと、どんどん広がっていくので、
学べば学ぶほど興味深いです。
ちなみに、これは東洋医学ではありませんが、
女性は1日1万語、男性は7千語喋るそうです。
男性は仕事中に7千語を使いきってしまうので、家では寡黙に。
でも女性はまだ余っているので、家でもマシンガントーク。
話を聞いてない!とか、うるさいなー!とか、思ってしまいがちですが、
これだけの差があるんだ、と頭の片隅に置いておけば、
イライラすることも少し減るかもしれませんね。
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