12月22日。
冬至です。
1年の中でもっとも昼の時間が短い日。
陰のピークです。
陰が極まると陽へと転化し、次の季節、春へと向かい始めます。
もっとも昼の時間が短い=太陽が生まれ変わる日。
冬至は、太陽が再び輝き始める運気上昇の始まりとも言われています。
さて、今回のテーマ。
この日にはこれを食べる!
という、昔からの習慣ってありますよね。
冬至といえば【冬至かぼちゃ】ですね。
みなさんのご家庭では冬至かぼちゃは食べますか?
レシピは簡単。
かぼちゃと小豆を砂糖と醤油で煮込んだものです。
何気なく冬至だから冬至かぼちゃを食べていましたが、
漢方的視点でみていくと、ちゃんと意味があるんです!
寒さの厳しい冬。
春に向けてエネルギーをチャージする季節です。
私たちは寒さから身を守り、できるだけ気を消費しないようにするため、
自然と活動量が少なくなります。
動物たちが冬眠するように、私たちのカラダも省エネモードに入る感じですね。
しかし、活動量が少なくなると、気や血の巡りが滞り、
冷えやむくみ、重だるさや痛みなどが不調として現れるようになります。
つまり、この時期の養生のポイントは、
「気を補う」+「巡りをよくする」
となってくるわけです。
そこで、冬至かぼちゃの出番!
まず第1のポイント、「気を補う」
かぼちゃはまさに気を補う食品です。
またカラダを温めてくれるうれしいオマケつきです。
第2のポイント、「巡りをよくする」
これは小豆の役目です。
水の巡りをよくする小豆はむくみ対策には抜群の効果があります。
漢方は長い歴史の中で、
経験を積み重ねて体系化されたものです。
習慣も同じ。
この季節にこれを食べると、
何でか元気になるな。調子がいいな。
それが家庭や地域で受け継がれることで習慣となります。
医食同源。
お医者さんへ行くことと、食事を摂ることは同じこと。
冬至かぼちゃは甘くて苦手…
って方も、意味がわかるとちょっと興味深いですよね。
2019年も残りわずか。
ラストスパートです。
元気が出ないなぁ、と思ったら、
栄養ドリンクの前に、ぜひ冬至かぼちゃを!!
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